福祉メカトロニクスコース
Division of Mechatronics
メカトロニクスとは,機械工学 + 電子工学の意。幅広いカリキュラムで,ロボット,ロケット,スマートフォンなど,メカトロ機器の設計と制御の基礎を習得します。
コースの概要
メカトロニクス技術の基礎となる機械工学,電気工学,制御工学,情報工学などを広く学び,高度シミュレーション技術,数理モデル構築,ロボティクス,サイバネティクスなどのメカトロニクス関連分野に関する知見を身につけ,QOL(Quality of Life)向上を目的とした福祉マインドを持つ技術者・研究者を育成します。
学ぶこと
福祉メカトロニクスコースでは,メカトロニクスシステム(機械/電気系)と生体系,及びそれらの複合系に関する専門知識を身につけ福祉社会に貢献できる人材を養成するため,以下のとおりカリキュラムを編成し,実施します。また,「専門科目」は,「メカトロニクス関連科目群(機械・電気・計測制御・情報システム)」,「生体・福祉関連科目群」,「卒業研究・創生系科目群」で構成されています。
- 「教養教育科目」,「卒業研究・創生系科目群」の履修を通じて,日本語及び英語の語学力・幅広い知識とともに,論理的な説明能力を修得できる。
- 「理工学基礎教育科目」,「理工学展開科目」の履修を通じて,数学・物理学・工学の基礎知識と異分野間の課題解決のための複合的知識を修得できる。
- 「理工学展開科目」,「専門科目」の履修を通じて,工学の基礎知識と,課題を見つけ出す能力,またその解決に必要な論理的で柔軟な思考力・応用力を修得できる。特に「メカトロニクス関連科目群」,「卒業研究・創生系科目群」の履修において,電気工学・機械工学の基礎知識とその統合技術としてのメカトロニクス技術の専門知識と論理的思考力を修得できる。
- 「生体・福祉関連科目群」,「卒業研究・創生系科目群」の履修を通じて,工学側面から福祉社会の実現に自らの知識を役立てようとする意志と,自ら学ぶべき内容を把握し目標を立て継続的に学習する素養を身につけることができる。
Pick Up 研究テーマ紹介
池内 秀隆 教授
研究テーマ 力を中心とした生体計測と福祉機器・リハビリテーション機器制御
歩行の力学的計測を中心に,リハビリテーションへの応用や歩行動作の理解につながる研究開発を行っている。工学的手法に基づく人の歩行動作の解析,および力計測・画像処理を利用したリハビリテーション機器の開発と制御が具体的な研究テーマである。人の動作の計測により,効果的に動作や訓練を支援する福祉機器・リハビリテーション機器の開発を目指している。
- その他の研究テーマ
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- 人の過渡歩行の力学的解析
- 床反力可視聴化リアルタイムフィードバック歩行訓練システム
- 床反力フィードバック型歩行訓練装置の開発
- 床反力センシングによる立ち上がり補助装置の開発
- ディスプレイ付歩行車の開発と応用
- 力計測,制御,リハビリテーション機器,福祉機器の開発に関する経験があります。